ガイアフロー 静岡蒸溜所 ①

ガイアフロー静岡蒸溜所に行って来ました。

https://shizuoka-distillery.jp/

ウイスキーの製造工程は製麦→糖化→発酵→蒸留→熟成→瓶詰めからなります。今回は静岡蒸溜所でみた製麦の工程を紹介します。

これは麦芽(モルト)に含まれるゴミや異物を取り除くフィルターです。ちなみに麦芽は主にスコットランドから仕入れるようです。

これは麦芽を粉砕するモルトミルです。これは閉鎖された軽井沢蒸溜所から譲り受けたものだそうです。この機械良く出来ていてあまりに故障が少なく新しい機械が売れないため生産してたPORTEUS社(イギリス)は倒産してしまったようですよ。

粉砕されたモルトはグリストと呼ばれ、さらに3種類の細かさに分類され粒の大きいものからハスク、グリッツ、フラワーと呼ばれます。

写真は手前が粉砕前のモルトで奥に向かってハスク、グリッツ、フラワーと並んでます。通常その比率は2:7:1ぐらいなのですがこの静岡蒸溜所では3:6:1にしているそうです。ちなみに1番粒の大きいハスクは次の糖化の過程で天然の濾過材の役割を果たします。

PS:ガイヤフロー静岡蒸溜所は「静岡らしいウイスキーを作ろう」をコンセプトに2016年に製造開始した蒸溜所です。いろんな蒸溜所を見に行きましたがこんなに近くで丁寧に説明を聞けたのは初めてでした。

3年熟成しウイスキーと名乗れるまではニューメイクのスピリッツも一切市販しない方針にも造る側のプライドを感じました。

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