岡山のバー・バグースで頂きました。2003年蒸溜のグレンスコシアです。
潮っぽく穏やかなピートも感じる。レモンピール、タンニンがアクセントに。アルコール度数は58・2度だが柔らかくて複雑。心地良い渋みがフィニッシュに向かい心地良かったです。
これはウイスキーフープがリリースしたボトルです。(ウイスキーフープについてはhttp://whiskyhoop.com/?mode=f1 )
PS:グレンスコシアはスコットランド のキャンベルタウンの蒸溜所です。かつてのオーナー、ダンカン・マッカラムが借金苦でキャンベルタウンロッホ(湖)で投身自殺して以来この蒸溜所には彼の幽霊が出るそうですよ。
キャンベルタウンはかつてウイスキー産業が栄えた地域でしたが今ではこのグレンスコシアを入れて3つの蒸溜所しか残っていません。アメリカの禁酒法時代に粗悪なウイスキーを大量に輸出した事が仇となって粗悪品のイメージがついてしまい衰退してしまいました。
売れるからといっていい加減なものを出した当然の結果ですね。ウイスキーが売れる今の時代に同じ過ちが起きないといいですよね。
でも今あるキャンベルタウンの3つの蒸溜所(スプリングバンク、グレンガイル、グレンスコシア)のウイスキーはどれも美味しいです。