一升瓶のような特徴的なボトルが面白いサンシャインウイスキーです。
アロマはモルティでピーティ。キャンディ、革製品、バルサミコ酢、かすかに小梅、メロンのような香りも感じました。
口に含むとモルティーな甘みが程よいピートとともに広がります。次第に若々しい渋みが現れ、ピートとともに残って行きます。
まだ若い印象で樽の旨みや複雑さには欠けますが日本のクラフト蒸溜所のウイスキーとして充分楽しめます。
PS:富山県砺波市の若鶴酒造がリリースしているブレンデッドウイスキーです。最初に販売されたのは戦後間もない1953年です。水と空気と太陽光からなる蒸留酒によって日本にもう一度陽を昇らせようという想いから「サンシャイン」と名付けられたそうです。
現在は設備も刷新され2017年に三郎丸蒸留所としてウイスキーを製造しています。この蒸溜所は昭和初期に建てられた木造洋式トラス構造の建屋を改装したもので建築学的にも珍しいものだそうです。見学施設もあるようなので近いうちに訪問したいものです。