すっかり有名になった台湾のシングルモルトです。
アロマは焦がした砂糖、蜂蜜、ブラックドライフルーツ、プルーン、僅かにサルファリー。フレーバーはマーマレードの甘さと赤ワインのタンニン様の苦み、紹興酒のようなニュアンス。少しして柑橘系の酸味も絡んで来ました。フィニッシュは暖かい樽由来の渋みが続きます。
濃厚な甘さと渋みを楽しみながら時間をかけてゆっくり飲みたい1本です。
PS:カバランは亜熱帯気候の台湾にある蒸溜所です。当然熟成が早く進みウイスキー造りには適していないと思われていました。ところが最近のこの蒸溜所やインドのいくつかの蒸溜所のウイスキーの出来を見る限り暖かい地域でのウイスキー造りにも大きな可能性があるようです。
このカバラン ソリストも決して長熟の原酒を使っているとは思えませんがそれを感じさせない香味を放っています。