厚岸蒸溜所のシングルモルト、初のフルボトルでのリリースです。


アロマはしっかりとした主張。麦芽の甘み、潮っぽいピート、魚の燻製、焼いた野菜、燻した根菜。
フレーバーは潮っぽく深みのあるピートと麦芽の甘み。草っぽい渋み、苦み、柑橘系の酸味。やがてキャンディのような甘味がジワジワ現れます。
フィニッシュは草っぽい苦味とピート。
PS:牡蠣で有名な北海道厚岸町に2016年に出来た厚岸蒸溜所のシングルモルト、寒露を運良く口にする事が出来ました。3年熟成です。
よくありがちな若い原酒をピートで誤魔化しているレベルのモルトとは一線を画し、重厚な酒質の中に存在する複雑な香味が感じられます。
今、この寒露を楽しみながらも10年後にリリースされるであろう厚岸を想像(妄想?)してしまいます。