キャパドニック 1992 20年 ハンターレイン OMC

2003年に閉鎖されたキャパドニック蒸溜所。ハンターレイン社がリリースするOMC(オールドモルトカスク)のボトルです。

アロマは淡いブドウ香、柑橘フルーツ、淡い色の花を連想。かすかにマジックの匂い。時間が経ってりんごや蜂蜜。フレーバーは花の要素の香味が口の中に一気に広がり、甘苦いフレーバーがずっと続く。りんご、オレンジ、シナモン、スミレを連想。

華やかだけどどことなく頼りない繊細な香りがずっと持続。壊れそうで壊れない大事なものを口に含んでいる感覚になります。

PS:1898年にグレングラントの第2工場として創業されたキャパドニック蒸溜所でしたがウイスキー不況のあおりを受けすぐに創業停止に追い込まれてしまったそうです。1965年に創業再開再開されましたが原酒はブレンデッドウイスキー用でオフィシャルのシングルモルトが発売されることはありませんでした。そして2003年に閉鎖されてしまいました。

このボトルはボトラーズのハンターレイン社がリリースした20年熟成のシングルモルトです。

カードゥ 12年

ちょっとボトルデザインが可愛いジョニーウォーカーの原酒です

アロマはリンゴ、蜂蜜、バルサミコ酢、草の香り。フレーバーは甘みと渋みが舌に染みるように広がります。喉を通すとリンゴのような酸味が加わりフィニッシュに繋がり、最後は心地よく渋みと酸味が溶けていきます。

重厚感を感じるわけではありませんが、しっかりとした輪郭のある味で食後にゆっくり飲みたいモルトです。

PS:スコットランド スペイサイドのカードゥ蒸溜所は1811年に密造酒造りから創業し1824年に政府公認蒸溜所となっていなす。あのジョニーウォーカーの原酒として有名です。

創業者はジョン・カミングですが政府公認の蒸溜所になる前には3度密造容疑で逮捕されているようです。そして義理の娘のエリザベス・カミングは経営の才覚があり後にウイスキー産業の女王と呼ばれるほどに大成功をおさめたそうです。

ローズバンク12年 花と動物シリーズ

ボトルのバラが魅力を象徴しているボトルでした。

アロマは華やかな植物系、花の香り。優しい木香、チェリー。フレーバーはキャンディ、完熟りんご。上品な甘さから繊細な渋みに移っていく様がスムーズで心地よい。

全体的に上品で繊細、かつ華やかな香味が印象的。

PS:1993年に閉鎖されたローズバンク蒸溜所。この花と動物シリーズのローズバンクは初めて飲みました。

閉鎖前はディアジオ社が所有していましたが熱烈なファンも多く近年イアンマックロード社が蒸溜所を復活させました。廃墟同然だった蒸溜所の跡地に当時の製造設備をなるべく忠実に再現しているようですがどんなウイスキーができるんでしょうか?

同じものを作ろうとしても出来ないのがウイスキーの不思議なところでもあり魅力でもあります。将来飲み比べてみたいですがその頃には昔のローズバンクのボトルは手に入らないものになっているかも…

ティーニニック 10年(花と動物シリーズ)

シングルモルトとしてはあまり見かけないティーニニックです。花と動物シリーズでボトルにはネズミイルカが描かれています。アロマはイチジク、木香、ドライフルーツ、柑橘フルーツ、わずかに革製品。口に含むとタンニン、レモンピール、喉を通すとリンゴのような酸味を伴い、ミント系チョコレートのような香味 が広がります。

柑橘フルーツ、木香、ミント系の香味の絡みあいが心地良いモルトでした。

PS:ティーニニックはディアジオ社が所有するスコットランド、ハイランドの蒸溜所です。ほとんどがブレンデッドウイスキーの原酒として使われているためシングルモルトとしてのボトルを見かけるのは珍しいです。

この花と動物シリーズはディアジオ社がリリースしていた一連のシリーズでこのボトルに描かれているネズミイルカは蒸溜所が面しているクロマティー湾に多く生息しているそうです。

シングルモルト駒ケ岳 津貫エージング

ふるさと納税限定のボトルだそうです。

アロマはイチジク、リンゴ、バニラ、オイリー、渋い木香。フレーバーは渋みを中心に酸味と甘みが絡み合う。紅茶やチェリーのニュアンスもあります。フィニッシュは酸味を伴う心地よい渋みが続きます。

PS:ラベルによると2015年にマルス信州蒸溜所で蒸溜した原酒を鹿児島のマルス津貫蒸溜所の石蔵においてアメリカンホワイトオーク樽で熟成しさらにバーボンバレルで追加熟成させたもののようです。

今年も駒ケ岳 津貫エージングが一般に売りに出されていますが、アルコール度数は56度、こちらは48度でふるさと納税限定の別もののようです。

また2019年ボトリングで信州の原酒を屋久島で熟成させたボトルが出ています(以前ブログにもアップしました)がそちらはシェリー樽熟成の影響が強いのに対して、こちらは新樽?とバーボンバレルの熟成です。

開栓後すぐは硬くて少しエグミを感じる香味でしたが徐々にまろやかになりなかなか楽しめました。

今年、一般に売り出されている津貫エージングや屋久島エージングとの飲み比べも面白そうです。

ワンダーカクテル シークレット・アイラ ポート・ウッド

ラベルに目を惹かれるアイラモルトのポートワインウッド熟成です。

アロマは香り立つピート、燻製香、木香、磯、草原の香り。

口に含むとピートと磯の香り、チョコレート、タンニン様の渋みの間から柑橘系の酸味も現れる。

PS:わたせ せいぞう氏のコミック「ワンダーカクテル」ラベルのボトルです。単行本とセットの販売となっているようです。

ウイスキーコレクターの山岡秀雄さんのセレクトで、アイラモルトであることは明かされていますが蒸溜所名は何処?個人的にはラフロイグかな?と感じましたが分かりません。5年熟成ですがアイラのポートワインウッド熟成の魅力を存分に感じれるボトルでした。

スカリーワグ(sweet wee SCALLYWAG)

ラベルのフォックステリアが可愛いスカリーワグ のシリーズです。

アロマはバニラ、シェリー香、イチジク、チェリー。フレーバーは甘さ香り立つ、ブラックドライフルーツ、紅茶、黒ブドウ、飲み込むと氷砂糖のニュアンスが広がり樽由来の心地よい苦みも感じます。フィニッシュは甘苦く心地よい。

PS:ダグラスレイン社がリリースするスカリーワグのシリーズ。スペイサイドのブレンデッドモルトでマッカラン、モートラック、グレンロセス、インチガワー、ダルユーインが使われているようです。

犬の可愛い仕草をsweetと表現することと、このウイスキーの甘さを掛けているようです。

シェリー樽から由来する甘さが印象的です。