クレイゲラキ クーパーズチョイス2008ー2015

7年熟成の若いクレイゲラキでしたが充分フルーツ感を楽しめました。

アロマはなめし皮、タバコ、完熟リンゴ、ハチミツ、オレンジ。フレーバーは柑橘系の爽やかな酸味、甘み。喉を通すと渋甘い優しいシェリー感。フィニッシュは暖かい渋み、洋梨のような酸味。

時間が経つほどにフルーツ感がたち滑らかに。

PS:クーパーズ・チョイスのシェリーカスクフィニッシュ。2008年蒸溜後、7年以上アメリカンホワイトオークカスクで熟成した後、シェリーカスクで後熟したものです。クーパーズ・チョイスはボウモア蒸溜所でゼネラルマネージャーを務めたブライアン・クルック氏がグラスゴーに創業したヴィンテージモルト社がリリースするブランドです。

このボトルは7年熟成のシングルカスクですがアルコール度数は46度で加水は行われているようです。開栓後しばらく経っていることもありグラスに注いですぐにフルーティな香りを放っていましたが、時間が経つにつれさらに爽やかなフルーツを思わせる香味が開いて来ました。

カバラン ソリスト バーボンカスク カスクストレングス

バーボン樽熟成の魅力がわかりやすく現れていました。

アロマはバニラ様樽香、青リンゴ、ほんのりタンニン、小梅のような甘酸っぱい香り。フレーバーは樽由来の心地よい渋味、喉を通すとフルーツの甘みに続いて酸味が広がる。青リンゴを連想。全体的に円やかな口当たり。フィニッシュは温かい酸味から柔らかい渋味へと続きます。

PS:このカバラン のソリストはシングルカスク、カスクストレングス(単一の樽からの原酒で加水されていないもの)でこれはバーボン樽熟成、アルコール度数57.1%のものです。そしてもちろんノンチル、ノンフルタード、ナチュラルカラーリング(冷却濾過を行わず、カラメル色素も加えていない)です。バーボン樽熟成の特徴を堪能できました。

このシリーズは熟成年数は表示されていませんが、台湾のカバラン蒸溜所は亜熱帯地域に位置して熟成が早いこともあり充分な熟成感を感じることが出来ます。

ムーングロウ 10年 クレッセント2018(三郎丸蒸溜所)

月と鶴の組み合わせのラベルは美しく目を引きます。

アロマはなめし皮、砂糖をかけた干し柿、甘いモルト香、りんご、バニラ、フルーツがかったピート、爽やかなタンニン香、イグサ。フレーバーは甘い紅茶のニュアンスとタンニンの渋み。ボディーはライトからミディアムで徐々にバニラ様で和を感じる木香が残る。

PS:富山県砺波市の三郎丸蒸溜所のブレンデッドウイスキーです。最近、世界初鋳造製ポットスチル「ZEMON」を完成させましたが、これは従来からあるポットスチルを使った原酒が中心に使っていると思われます。ブレンデッドウイスキーの10年熟成で値段は現在のところ割高ですが本格的なウイスキー造りへの意気込みは充分伝わって来ます。

日本のウイスキーのクラフト蒸溜所が最近沢山出来て来ていますが、三郎丸蒸溜所は特に注目かもしれません。

ラフロイグ10年 正規輸入品 (アルコール度数43%)

定番のラフロイグ10年正規輸入品を改めて飲んでみました。

アロマは麦芽の甘み、灰臭、潮風を伴うピート、ヨード臭、微かに青リンゴ。フレーバーは麦芽の甘み、潮風。喉を通すと灰を口にしたかのようなピート感。フィニッシュはピート感を伴いながら麦の甘みからレモンピールのような酸味に変化。

PS:ラフロイグ10年は正規輸入品と並行輸入品の2種類が流通していてラフロイグの場合はアルコール度数まで異なるので明らかに違うもののようです。

今回の正規輸入品は並行輸入品に比べて麦芽の甘みが効いていて、フレーバーで感じる柑橘系の酸味は穏やかですがフィニッシュで主張してきます。開栓からの時間が違うので単純に比べれませんが正規輸入品は香味のコンテンツの輪郭がはっきりしていて分かりやすい印象です。違うアイラモルトとしてどちらも楽しめます。

スリーリバーズ ザ・ダンス25th オークニー17年 2000

ボトルを見て「飲まないと後悔するよ」っと言われているような気がしました。

アロマは紅茶、カシス、バニラ、酸味の効いたりんご、香ばしい麦芽、ダークチョコレート、焦げ気味の蜂蜜。時間が経つとタンニン様の木香と香ばしさが前面に。

フレーバーは焼きリンゴの甘さ、プルーンとブドウの皮の酸味、渋み。上質のシェリーのニュアンス。ほのかにピートも伴う。

PS:スリーリバーズの「ザ・ダンス」シリーズの25弾です。オークニー17年は間違いなくオークニー諸島のハイランドパーク蒸溜所のことでしょう。大阪心斎橋のBarアグレアブルさんの量り売りで100cc購入しましたが、ボトルを眺めていて社交ダンスをイメージした洒落たボトルに自然と目が留まってしまいました。

このモルトのリッチで上品な熟成感を伴う香味はラベルのイメージとマッチしています。

ビッグピート ダグラスレイン

なんとも言えないおじさんの顔が印象的なブレンデッド・アイラモルトです。

アロマは潮の香りを伴うピート、モルトの甘い香り、柑橘、バニラ、かすかに蜂蜜の香り。

フレーバーは麦の甘み、飲み込むと潮のニュアンスを伴うスパイシー感が広がる。フィニッシュは暖かいピート感と柑橘系の酸味。ドライな印象が残る。

使われているモルトはアードベック、カリラ、ボウモア、ポートエレンだそうですが、若いアイラモルトの魅力が出てるボトルとだと感じました。

PS:ビッグピートはダグラスレイン社がリリースするブレンデッドモルトウイスキー。いろんなバージョンがすでにリリースされていますがトレードマークのラベルのおじさんは定番です。

この顔はアイラ島の強い潮風に吹かれてのものなのか?アイラモルトのピートが原因なのか?とにかく印象に残ります。

ポートエレンが入っているという思いで飲むと期待ハズレかもしれませんがアイラのブレンデッドモルトしては充分魅力的です。

アラン10年(旧ボトル、2019年購入)

昨年購入し、すでに旧ボトルになったアランです。

アロマは柑橘フルーツ、麦芽香、カカオ、香水、シトラス、ぶどうの皮。フレーバーはブドウの酸味、麦芽の甘み、喉を通すと優しく渋みが広がる。フィニッシュは少し塩っぽくそしてスパイシー、トロピカルフルーツの様なニュアンスも有り。

それそれの香味のコンテンツが優しくリラックスしてゆっくり飲める。

PS:アラン蒸溜所は1995年にハロルド・カリーが今でいうクラウドファンディング的な仕組みで投資者を募って立ち上げた蒸溜所です。スコットランド、アラン島にありますが、最近アラン島にラッグ蒸溜所ができたので名前がロックランザ蒸溜所に変わったとの話も聞きます。

昔、飲んだ印象ではあまり好印象な記憶はなかったのですが最近のアランが美味しいという話を聞いて昨年買うだけ買って家に置きっぱなしにしてたボトルです。

昔の記憶に引っ張られてあまり飲む気になってなかったのですが、このボトルは秀逸でした。

最近、ボトルデザインも変わってラインアップがリニューアルされている様ですがこの旧ボトル気に入ったので、さらに一本購入しました。