グレンアラヒー10年 2008 シェリーバット ワン・モア・イヤー for モルトヤマ

ボトルデザインにも目を惹かれるグレンアラヒーでした。

アロマはなめし皮、プルーン、ベリー、タンニン、香ばしい麦芽、チョコレート。
フレーバーはレモン、葡萄の皮の酸味、喉を通すと濃厚で芳醇な香りだちが口の中に広がる、ミルクチョコレートのようなニュアンスも感じる。比較的若く、アルコール度数は高いですがほとんどネガティブな要素を感じない。濃厚で芯があり、ゆっくりと楽しみたいと思わせるボトルでした。
加水すると更に甘さが際立ちます。

PS:大阪の堺東のラルゴでさんで頂きました。富山の酒販店モルトヤマさんのプライベートボトルで、1年前にリリースしたボトルのウイスキーを樽に残しておいて1年間追加熟成させたボトルのはずです。このボトルの存在は知っていたのですが、飲む機会もないかなっと思っていましたが、たまたま出して貰ったボトルがこれでした。ボトルデザインも含めて素敵なボトルです。1年前のボトルも飲みたかったです。

シーバスリーガル18年

最近発売ミズナラばかり目立ってますがやっぱりこのシーバス18年が源泉と感じます。

アロマはバニラ、黄桃、青リンゴ、湿ったウッディー感、熟した麦芽香、イチジク、ほんのりタンニン、微かにドライなピート感、濃い色の花。

フレーバーはバニラ、麦芽の甘さ、続いて青リンゴを思わせるフルーツの甘さ、酸味。フィニッシュはトロピカルフルーツの酸味。

PS:シーバスブラザーズ社の創業は1801年で1843年にはヴィクトリア女王から王室御用達のワラントを受けています。シーバスリーガルは1909年にリリースされ、以来ブレンデッドスコッチウイスキーの代表的なブランドとして名を馳せてきました。アイゼンハワー元アメリカ大統領や吉田茂元首相が愛飲したことでも有名です。

スペイサイドのモルト原酒が中心に使われていると思われますが、キーモルトはストラスアイラです。

シーバスリーガル18年はスペイサイドモルトの魅力をブレンデッドウイスキーで体現したような1本と感じました。

ハイブ ウィームスモルト社

ボトルのミツバチが蜂蜜の甘い味を連想させるブレンデッド・モルトウイスキーです。

アロマはオレンジ、蜂蜜、びわ、バニラ、かすかにタンニン。フレーバーは蜂蜜の甘さ、オレンジの酸味に適度なスパイシー感とかすかなスモークが重なりフルーティな香味が強調されます。フィニッシュはオレンジピールの心地よい渋み。

PS:ウィームス社のオーナーであるウィームス家はエジンバラ郊外にあるウィームス城の城主でワイン商として活動してきましたが2005年から独立系ボトラーズとしてウイスキーのリリースを行なってきました。特徴的なのはそのウイスキーの特徴を簡単なワードで表現しているところです。このボトルのハイブ(ミツバチの巣箱)は蜂蜜の甘さを連想させます。マリアージュとして柑橘系フルーツのドライフルーツとの相性は抜群でした。このシリーズでは他にスパイスキング、ピートチムニーがあります。

ジョニーウォーカー プラチナラベル18年

すでに終売になったジョニーウォーカー プラチラベルです。

アロマはウッディー、バニラ、ハチミツ、キャンディ、完熟リンゴ、アプリコット、フルーツを伴うピート、微かにタンニン、金属香。バランスの良さを感じる。

フレーバーは優しく滑らかな飲み口、リンゴ、プラム、紅茶の酸味と甘み、続いてキャンディのような甘さ、舌に溶けていきなからピートとフルーツの甘さが残る。

PS:ジョニーウォーカー プラチナラベル 18年、久しぶりに飲みました。優しく滑らかで凄くバランスの良いブレンデッドウイスキーです。ウイスキーを毛嫌いする酒飲みの方に勧めたくなるような完成度の高いウイスキーです。ゆっくり時間を感じ、優しい気持ちになれます。

ただこのウイスキー、既に終売になっているようでこれから飲める機会は減りそうです。バーで見かけたら是非、口にされるのをお勧めします。

キャンベルタウンロッホ30年

スプリングバンク蒸溜所がプロデュースする長熟のブレンデッドウイスキーです。

アロマは落ち着きながら優しく香り立つ、プラム、バニラ、瑞々しい紅茶、ベリー、アプリコット、梅酒、淡い赤い花の香り。

フレーバーはプラムの酸味、甘み、ゆっくり溶けながら舌に溶けて,渋みが優しくあらわれます。滑らかで優しく南国フルーツのニュアンスも感じる。

PS:キャンべルタウンにあるスプリングバンク蒸溜所がブレンドし、ボトリングしている限定のブレンデッドウイスキーです。

キャンベルタウンロッホはキャンベルタウンの湖のことですが、日本のウイスキー愛好家は有楽町のバー、キャンベルタウンロッホを思い浮かべるんじゃないんでしょうか。他に同名の歌がありますね〜。「キャンベルタウンロッホがウイスキーだったらいいのに〜。そしたら全部飲み干すのにな〜」みたいな歌詞だった思います。気持ちはわかりますがいつの時代もちょっぴりダメな?人はいるものです。

ダフトミル 2006

ダフトミルはスコットランドはローランド、ファイフ地方のファームハウス蒸溜所です。

アロマはプラム、梅酒に漬けた梅、完熟リンゴ、ピンクの花、時間が経ってオイリーで芳醇な麦芽、柑橘系フルーツ。フレーバーは香り立つ酸味、プラム、レモンなどのフルーツ香に続きカスタード、キャンディのような甘み、フィニッシュは甘渋く、暖かい。ミディアムボディで心地よいスパイシー感も伴います。

PS:ダフトミル蒸溜所はローランドのファイフ地方にある生粋の農家であるカスバート家の兄弟が運営するクラフト蒸溜所です。農業が休みになる11月から2月にウイスキーを造りを行い樽詰めし、最近になって少量ずつリリースしているようです。

原料はもちろん敷地でとれた大麦でノンピート麦芽です。昔ながらの農場兼蒸溜所、ある意味ウイスキー造りの原点を思わせる気になる蒸溜所です。

ノブクリーク ストレートライウイスキー

原料穀物の51%以上がライ麦のストレートライウイスキーです。

アロマはメイプルシロップ、バニラ、バナナ、乾いたオーク香、シナモン、花の甘い香り、メンソール。

フレーバーはメープルシロップ、メロン、バニラを連想する濃厚な甘さと樽由来の渋み、次にスパイシー感が続き酸味を伴い心地よく続く。

PS:ビームサントリー社がリリースするノブ・クリーク、このボトルはストレートライウイスキーです。スパイシーで濃厚な甘さや花の香りが印象的で、オフフレーバーをほとんど感じないボトルでした。個人的にアメリカンウイスキーを飲むことは少ないのですがたまにゆっくり楽しみたくなるような魅力があります。ロックやハイボールも美味しそうです。

グレンモーレンジ10年 旧ボトル

1990年代に流通したグレンモーレンジでしょうか?

アロマは洋梨、優しい麦芽香、完熟リンゴ、ほんのりハチミツ、優しくバニラ香。フレーバーは優しく繊細、イチジク、柑橘系のフルーツのニュアンスがあり舌に南国フルーツのニュアンスが漂う。紅茶のようなフレーバーも。

古いボトルですが繊細ながらボディーはしっかりとしています。

PS:月に数回開店される東心斎橋バー・ピットで頂きました。マスターが持ち込まれていたグレンモーレンジ10年の旧ボトルです。1990年代に流通したものでしょうか。現行ボトルのような華やかではっきりとした輪郭のある香味とは少し異なり、繊細で優しく、それでいてしっかりとした芯のある魅力を感じます。

ブローラ 1982ー2006 コニサーズチョイス

久しぶりにブローラを頂きました。

アロマは洋梨、淡い色の花、優しくバニラ香、かすかに優しいピート、時間がたってリンゴジュース。フレーバーは優しいフルーツ系の酸味、渋み、優しい麦芽香、トロピカルフルーツ、摩り下ろしリンゴ、フィニッシュで優しい甘みが漂う。優しいがしっかりとしたボディーが存在します。

PS:クライヌリッシュ蒸溜所の隣に1967年に新しい蒸溜所が出来、こちらがクライヌリッシュを名乗り、古い方はブローラと改名させました。

ブローラはヘビーピートタイプの麦芽を使い、ワームタブ方式のコンデンサーを使用していました(これに対して同時に生産されていたクライヌリッシュはノンピートタイプでシェル&チューブ方式のコンデンサーでした)。

ブローラは1983年に閉鎖されすっかり飲める機会が減ってしまいました。久しぶりの再会?嬉しかったです。

このブローラはピート感は優しく、摩り下ろしリンゴとトロピカルフルーツの香味が主張し優しく繊細な個性が印象的です。

エッセンスオブ サントリーウイスキー 第3弾 ブレンデッドジャパニーズウイスキー クリーンタイプ

杉樽熟成の原酒が使われています。鏡板に杉材が使われているだけでこんなに違うんですねー。アロマは白木、ハッカ、バニラ、爽やかな森林、木工家具。フレーバーは木を舐めている爽やかな渋み、苦味を伴うスパイシー感。後を引かないキレの良さがありながら暖かい渋み、苦味の余韻。

PS:鏡板に杉材を使用した樽で白州蒸溜所のモルト原酒を熟成した原酒を使用したブレンデッドウイスキーです。このシリーズでは実験的な試みが行われていて興味深いです。このボトルでは杉材の影響が強く出ていて面白い反面、他の要素が拾いにくかったです。たまに飲む変化球としては面白いですが個人的にはやっぱりオーク樽熟成の方に魅力を感じます。