ブラックアダーのリリースしたブルイックラディです。
ピートと潮の香り、木香と柑橘系の皮。通常のブルイックラディよりピートが効いてます。
樽出し原酒のアルコール度数を感じさせない円やかさ。柑橘系の渋甘いフィニッシュが秀逸。単一の樽の熟成でどうしてこんな味になるか不思議です。
PS:ブラックアダーはスウェーデンの瓶詰め会社です、このロウカスクのシリーズはまさに樽出しの原酒のままで濾過も加水もせずに瓶詰めすることがコンセプトになっているシリーズです。
最近、冷却濾過やカラメルでのカラーリングをせずに(ノンチル、ノンカラーリングといいます)販売するウイスキーが増えてきていますね〜。濾過で除去される成分には沈殿や白濁の原因になる一方、ウイスキーの大事な香味成分を形成してることも多く嬉しい事です。(逆にコストをかけてウイスキーの魅力を削るのは変な話ですね。僕達消費者が本当に魅力ある物を選んでいけばノンチル、ノンカラーリングのウイスキーは増えますよね。)
ちなみにこのロウカスクシリーズは樽の破片さえも除去しない徹底ぶりだそうですが僕の飲んだこのウイスキーには樽の破片は入ってませんでしたよ。